東南アジア最大のECサイトLazada。ここ数年で大成長を果たしたLazadaですが、名前は聞いたことがあっても詳しく知らない方も多くいらっしゃると思います。ここまでLazadaを急成長させた最高責任者とはどんな人物なのでしょう。
また、日本企業との意外な繋がりがある事をご存知でしょうか?さらに世界的に有名なあの大物との繋がりは見逃せません。そんなLazadaについて徹底リサーチしてみましたのでご覧下さい。
目次
Lazadaとは
Lazadaは、東南アジア最大級の越境ECプラットフォームで、東南アジア版Amazonとも称されるほど、東南アジアではメジャーな越境ECサイトです。現在は東南アジア6カ国(シンガポール、タイ、マレーシア、フィリピン、インドネシア、ベトナム)にサービスを提供しています。
Lazadaの最高責任者
2020年7月、新CEOに就任したのがチュン・リー氏です。チュン・リー氏は2014年アリババの企業間取引部門の最高技術責任者としてLazadaに入社し、2017年Lazadaのインドネシア事業責任者に就任、そしてこの度、LazadaのCEOに就任しました。
今回のチュン・リー氏のCEO就任はにより、Lazadaがアリババグループ色に染まるとされています。というのも、それまでCEOだったのが2012年創業当時からLazadaを支えてきたピエール・ポワグナン氏でした。ポワグナン氏は東南アジアECプラットフォームの強力なインフラをしっかり整備し同地域で最も利用されるECサイトを作り上げたと評価されていました。ただここ最近の業績は横ばいをたどり、今回CEO交代となったのです。
今回のチュン・リー氏のCEO就任は今後のLazadaの成長には欠かせないものだったのかもしれません
チュン・リーの功績
それまでLazadaのインドネシア事業責任者だったチュン・リー氏は、2014年アリババの企業間取引部門の最高技術責任者としてLazadaに入社し、この度CEO(最高責任者)に就任しました。
まず行ったのが市場の拡大です。その目は日本に向けられ日本バイヤーに向けた多くのサービスを開始しました。その成果はすぐに表れ、日本企業も越境し商品を販売する機会が増え、Lazadaも大盛り上がりを見せます。それに合わせて、女性ユーザーの増加や新規のユーザーが増加しました。2020年の7月にCEO(最高責任者)に就任したチュン・リー氏ですが、すでに多くの功績を残しています。
Lazadaグループについて
Lazadaは、2011年にロケット・インターネットにより設立されたシンガポールに拠点を置くEC企業です。インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの6か国に拠点を置き、東南アジアにおいてAmazon事業モデルを確立。
Amazonの存在感が薄い地域における優位性を確保しました。2030年までに3億人の顧客にサービスを提供することを目指し、更なる成長を続けています。
アリババグループとは?
Lazadaを語るときに欠かせないのが、アリババグループの存在です。この名前を耳にしたことがある方もいるかもしれません。日本ではアリババグループ、もしくはアリババと呼ぶ方もいます。
アリババグループは、1999年に中国で設立され、世界中の価値ある商品やサービス、エンターテイメントコンテンツを、Eコマースなどのオンラインチャネルと、実店舗や宅配などのオフラインチャネルを通じて、お客様にお届けしています。
さらに、データテクノロジーを駆使し、マーケティングから物流、決済に至るまでのサービスを提供し、今ではAmazonと並んで世界最大級のECカンパニーと呼ばれる企業です。
アリババグループと日本のつながり
アリババグループは、2008年5月、業務拡大につき日本にも支社を設立しました。それがアリババジャパンです。
日本の素晴らしい商品や文化を世界中の人たちに紹介し楽しんでもらうこと、テクノロジーを駆使したビジネスプラットフォームの提供とマーケティングで、日本企業が世界と繋がることを支援することで、地域経済そして日本経済の活性化に貢献することを目指しています。
日本にも大変関わりが深いアリババグループですが、これだけではありません。アリババグループの筆頭株主は日本の大企業ソフトバンクとなっています。アリババグループが創業してまだ無名なころ、創業者であるジャック・マー氏と意気投合した孫正義氏が、たったの6分で多額の出資を決めたという話はもはや神話となっています。
まとめ
今回はLazadaのCEOについて解説してきました。普段耳にすることが少ないですが、日本との関わりも大変深い事が分かりました。チュン・リー氏のCEO就任によって今後どのようにLazadaが成長していくか非常に楽しみです。さらにパワーアップしたLazadaを目に出来るのはもうすぐそこかもしれません。