東南アジア人気NO.1と言われる越境ECサイトLazada。東南アジアに販路を拡大したいと考える企業は多く、今最も注目を集めているECサイトと言っても過言ではありません。
この記事では、日本からLazadaに出店を迷っている方が本当に知りたいと考える、Lazadaの今後の成長率をはじめ、Lazada Japan Mallについてなど徹底解説致します。
目次
Lazadaとは
Lazadaとは、東南アジア6カ国で圧倒的なシェアを誇る越境ECサイトです。6カ国(シンガポール、タイ、フィリピン、マレーシア、インドネシア、エジプト)のみのサービスでありながら、世界各国からショップが出店されており、人気を博しています。
Lazadaの今後の成長率
Lazadaの快進撃は止まりません。Lazadaの親会社であるアリババグループのアリババジャパン公式ホームページによると、受注オーダ数は2018年6月から2019年6月までの1年間で2倍に増加、さらに2019年6月から2020年6月までの1年間で2倍に増加しており、右肩上がりに利用ユーザーが増加していることがわかります。
2012年に設立されたLazadaの目標は、2030年に3億人のユーザーにサービスを提供することです。現在この目標に向けて、Lazadaは日々成長し続けています。1日に500万人以上が訪れるLazadaには、1カ国につき約3,000店以上ものショップが出店していると言われており、さらに売上上位のショップでは1日あたり1,000点以上の商品が売れ、成長率は毎年20%を超えているのです。
さらにLazadaは、日本のセラーに対して、ピックアップサービスなどの物流システムを充実させるなど、日本のマーチャントに対して、東南アジア市場に参入しやすい環境づくりを重視しはじており、今後さらなる競争の加速が見込まれます。
Lazada Japan Mall
アリババジャパン公式ホームページより引用(https://www.alibaba.co.jp/service/lazada/)
Lazadaの中には、優良ショップだけが出店可能な「Lazmall」というカテゴリーがあります。Lazmallの中には世界中の有名ブランドや大企業のショップが数多く出店していますが、日本企業の商品を集めた「Lazada Japan Mall」があるのをご存知でしょうか?
Lazada Japan Mallには、美容化粧品を中心とした日本の有名ブランドの商品の数々が出品されています。
- 資生堂
- COSME DECORTE
- Biore
- DHC
- KOSE
- Kate
- AYURA
- CANMAKE
- LION
- FANCL
- ELIXIR
- Rossi Moist など
日本企業の商品は品質が高いため、東南アジアでも人気となっており、さらに現地在住の日本人にとっても安心して購入できる商品となっています。
まだまだ市場としては開拓の余地がある市場となっているため、日本でLazada未出店の企業は東南アジアに販路を見出したい場合、Lazadaへの出店は大きなチャンスとなり得るでしょう。
Lazada Japan Twitter
公式アカウント | @lazadajapan |
ハッシュタグ | #lazadajapan |
Lazadaには「Lazada Japan」という公式Twitterアカウントが存在します。日本のマーチャント向けに、東南アジアのEコマースの動向や、Lazadaの運営状況、ウェビナーの開催告知など数多くの有益な情報を日々配信しているので、今後Lazadaに出店を考えている、あるいは既にLazadaに出店している企業は、こまめにチェックすることをおすすめします。
Lazadaでの出店の仕方
Lazadaでの出店には、いくつかの条件をクリアする必要があります。下記の記事で詳しく解説していますので、是非ご確認下さい。
東南アジアEC市場の可能性
アリババジャパン公式ホームページより引用(https://www.alibaba.co.jp/service/lazada/)
Lazadaの市場、つまり東南アジアのEC市場は、今後さらに拡大期に入る市場であると言われています。その根拠には様々なものが挙げられますが、特に次の4点が大きな根拠と言えるでしょう。
- 中国とインドの次、世界で3番目に人口が多い
- 2018年から2022年のGDP成長率の予測が5.2%
- 若年層(20歳〜49歳まで)が人口に占める割合が45.3%
- 2025年のEコマース市場予測が約16兆円規模(2015年の約30倍に相当)
上記の通り、少子高齢化で人口が減少している日本とは180度状況が違う東南アジアは、若者が多いため、今後もECコマース市場が拡大していくことが予想されています。ECコマース市場が飽和している日本でECサイトを立ち上げるよりも、東南アジアでLazadaに出店する方がまだ未開拓の部分が多いため、利益を上げることが期待できるのです。
まとめ
この記事では、Lazadaの今後の成長率をはじめ、Lazada Japan Mallについてなどを徹底解説致しました。東南アジアのECコマース市場は今後も右肩上がりに拡大していく中、既に絶大な認知度を誇るLazadaを足掛かりに東南アジアへ販路を広げていくことが、利益の向上に繋がります。
Lazadaへの日本企業の出店が本格化していない今こそ、大きなチャンスと言えるでしょう。