世界最大級の越境ECサイトと言われているebay。多くの出店者がいる中で、無在庫転売をビジネスモデルにしている販売者も多くいます。
では、無在庫転売とはどのようなビジネスモデルなのでしょうか。そのメリットやデメリット、無在庫転売の注意点などをご紹介していきます。
目次
ebayとは？
ebayはアメリカに拠点を置く世界最大級の越境ECサイトで、現在では世界190ヵ国以上の市場で利用されています。1995年に設立されて以来、利用者を確実に伸ばしていき、2021年には18億人を超える利用者を獲得し、世界最多の利用者数となりました。
日本での知名度は低いですが、アメリカを中心にヨーロッパでは活発に利用されており、オーストラリアではAmazonよりも利用者数が多くなっています。
初心者にでも分かる有在庫転売と無在庫転売の違い
ECサイトの出店者は、有在庫転売と無在庫転売の2つのパターンで商品を販売しています。まずは有在庫転売と無在庫転売の違いについて解説したいと思います。
・有在庫転売
販売する前に商品の仕入れを行い、在庫を持った状態で出品する方法で、注文が入ったらすぐに商品をお届けできるのが特徴です。
・無在庫転売
在庫を持たない状態で出品・販売を行い、商品が売れた時点で商品を仕入れてお届けします。
どちらでも出店は可能ですが、それぞれメリットとデメリットが存在するので、出店者の状況に合わせてビジネスモデルを決めることが大事です。
ebayでの無在庫転売のメリットとデメリット
ebayのように巨大なECモールになると出店者の数は膨大です。その理由の一つが手軽に始めることができる無在庫転売にあります。
ebayでもよく見かける無在庫転売ですが、そのビジネスプランのメリットとデメリットはどのようなものがあるのでしょう。
メリット
- 売れてから仕入れができるため資金が掛からない
- 在庫が不要なので保管場所も必要ない
- ebayのサービスを利用し商品を業者に依頼する事で作業が全てオンラインで完結できる。
デメリット
- 売れた後の工程が多い
- 競合販売者が多く、ebayの評価が伸びないため商品が売れない
- 競合が多く、価格競争になるため大量の出品が必要
- 大きく稼ぐには外注化や仕組化が必要で1人では大変な作業
- 利益率が低く有在庫転売の10分の1の利益
どれほどの利益を求めるかによりますが、ebayほどの巨大サイトになると無在庫転売にはメリットとデメリットの両方が存在する事をしっかり認識しておきましょう。
無在庫転売のコツを覚えよう
最近人気の無在庫転売ですが、その仕組みをしっかり理解しなければすぐに行き詰ってしまいます。
ここでは無在庫転売で稼ぐコツをご紹介します。
・ライバルと差をつけるために大量販売
ebay初心者は、販売制限が少なく、何が売れるかというリサーチ力に乏しいので、まずはどんどん出品し、何が売れてないか、何故売れないのかを把握する事が大切です。とにかく最初は何も考えず、出品しまくるのが一番のコツと言えます。
・意外な売れ筋商品を徹底的にリサーチする
売れる商品をリサーチするのは簡単です。ただ同じものを販売するという事は、それだけライバルが多いという事にもなります。それではなかなか利益を上げることが難しくなります。初めのうちは何も考えず出品しまくるのが稼ぐ為のコツになりますが、その後はトレンドの人気商品を徹底的に調べる事です。そうする事でライバルが少ない売れ筋商品を販売する事が可能になり、利益も上げやすくなります。
・仕入れのショップを探す
無在庫転売を行ってる販売者のほとんどが「Amazon」「楽天市場」「ヤフー！ショッピング」等を使用しています。商品を仕入れるショップが他と一緒になるという事は、販売価格に差をつけるのが難しくなります。そのため自分だけの仕入れ先を見つけると他のライバルと差をつける事ができます。世の中には大手ショップ以外にもebayの仕入れショップが数多く存在するので、自分だけの仕入れ先を探してみましょう。
無在庫販売の注意点
ebayでは無在庫販売のルールとして「発送期限を守ること」「在庫切れを起こさないこと」があります。ルールを守らなければ、最悪の場合アカウント停止になってしまうので気を付けましょう。さらにもう一つのルールが商品画像の扱いについてです。無在庫販売の場合、商品の画像を転載する事になりますが、これが著作権侵害にあたり最悪の場合、損害賠償ということにもなりかねません。もし指摘を受けた場合は素直に従い、写真を差し替えるなどの対応をしましょう。
まとめ
この記事ではebayの無在庫販売について解説してきました。無在庫販売には多くのライバルがつきものです。また、自己管理が必要になるので向き不向きもある事を忘れないでください。今回ご紹介したメリットとデメリットを理解した上で、綿密なビジネスプランを決めて出店するようにしましょう。
