以前から利用されることもあったタブレットですが、人気商品に恵まれず需要はそれほどありませんでした。ところがここ数年で比べ物にならない需要を見せています。
その理由とは一体どんな理由なのでしょう。
今後タブレットの販売を決めている新規参入企業などについても一緒に解説していきます。
目次
Lazadaとは
Lazadaとは東南アジアのAmazonと呼ばれる、知らない人はいないとまで言われるほどの知名度を誇る大人気ECサイトです。
東南アジアASEAN加盟の6カ国(タイ、シンガポール、インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピン)でサービスが提供されており、最近は東南アジア以外への市場拡大を目指し、2021年から日本の出店者へのサービスの開始を始めました。
タブレットが必要とされる時代
2000年代から数年前にかけて、タブレットはその持ち運びの手軽さやPCの小型版のような使い勝手の良さで、利用するユーザーが多い商品でしたが大ヒットに恵まれる商品は表れませんでした。
その理由は、スマートフォン向けのアプリしか使用できず、さらに一部のアプリはタブレット向けの仕様変更をしていないため使い勝手がよくなかったのです。そのためグーグルをはじめとした一部のOA企業ではタブレットの製造を中止する事になりました。
ところが2020年に転機が訪れます。世界各地でコロナが流行し、多くの企業でテレワークの開始、オンライン教育の需要が高まったのです。
特にオンライン授業では多くの学校でタブレットが導入され、一気にその需要が高まりました。アメリカの調査会社IDCの集計によると、2020年7月〜9月の時点で、オンライン教育関連アプリをインストールしたタブレットは全体の28%を占めており、同じ年の1月〜3月時点のほぼ0から大幅増となったのです。
なぜLazadaのタブレットは人気なのか?
タブレット需要が世界で高まっていますが、Lazadaにも多くのタブレットが販売されています。また生活用品や電子機器と並び人気商品の一つに数えられています。Lazadaで「タブレット」を検索すると、なんと3175品もヒットするのです。
これはどの商品にも言えますがコロナ禍により実店舗よりもECサイトでの購入頻度が高くなった事が上げられます。
また安いタブレットやスマートフォンやなどが販売されたことでITインフラが整備されてきており、ECサイトの利用者が増えたこともあげられます。
6億人市場とも言われる東南アジアでは各国がいち早くコロナ対策を打ち出し、コロナの拡大防止に努めてきました。その中にはオンライン教育も含まれていたのです。
安くて性能のいい商品が手に入ると言われていたLazadaには東南アジアをはじめとしたその近隣諸国からの購入者が相次いだわけです。
世界の有名大手企業が教育アプリを搭載したタブレットの販売を行ったため、当然性能も良く価格競争によりその価格も引き下げられ、Lazadaで販売されるタブレットは大人気商品となったのです。
今後新規参入が予想される大手企業
タブレットの需要が高まったことで、多くの企業が初めてのタブレット生産販売を始めました。その代表企業がvivo、OPPO、realmeの3社です。
またファーウェイから独立した中国の大手企業栄耀が2020年3月に、PC等でも有名なLenovoが5月、6月にはファーウェイが部品不足にも関わらずタブレットの新機種を発表し、シャオミも3年ぶりにタブレットを発表することを決めています。
新規参入する企業はそれまでの開発実績のある企業よりもスペック不足が懸念させれおり、さらにまだタブレット需要が続いてるとは言え、需要の全盛期は過ぎ、落ち着きを見せていることも懸念する声が上がっているのも事実です。
ただ今回のコロナ禍はタブレット業界に新たな風を吹き込み、これまでのタブレットよりも数倍使い勝手のいいものに改良されたと言われています。
今後もご家庭や職場などに必要なアイテムとして購入されることもあるかもしれません。
2021年に売り上げを伸ばした商品
このコロナ禍のなかで売り上げを伸ばした商品とは他にどのようなものがあったのでしょうか。まずは下の図を見てください。
これは2021年の売上率です。食料品や衣類、家庭用品など身の回りに必要なものを購入する割合が大きくなっています。やはりコロナ禍による引きこもり生活が影響しているようです。
まとめ
この記事では、Lazadaで販売しているタブレットについて解説してきました。やはりコロナによって変化した生活様式が影響している事が分かりましたね。
性能を上げたタブレットの需要は今後も続いていくことでしょう。Lazadaで販売しているタブレットは世界の大企業が出店しており、料金的にも性能も間違いありません。今後必要な際は是非購入を考えてみてもいいかもしれませんね。